弁護士ドットコム、桑名市 電子サインの効果検証へ実証を開始

2020年12月11日、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供する弁護士ドットコムと三重県桑名市は、桑名市における契約業務の効率化とコスト削減の検証を目的とした実証実験を開始することを発表した。

今回の実証実験では、桑名市がクラウドサインを活用することで、電子契約によるコスト削減シミュレーションを行う。桑名市と民間企業がこれまで行ってきた契約に対し、クラウドサインを使うことによる業務生産性の向上、残業時間減などによる費用削減額、行政の電子契約化による民間企業側の業務効率の改善を測定する。地方自治法によりクラウドサインによる契約締結が許容された場合の効果を算出することを目的としている。

「クラウドサイン」は、紙と印鑑をクラウドに置き換え、契約作業をパソコンだけで完結できるWeb完結型クラウド契約サービス。全てクラウド上で完結するため、契約締結のスピード化とコスト削減を実現する。COVID-19の拡大により浮上した行政機関におけるデジタル化の課題を解決するため、政府は年内にも、国と企業で民間の電子署名システムの利用を可能にする方針を発表し、業務プロセス改革が進められている。弁護士ドットコムは、従来書類や対面で行っていた契約業務プロセスをデジタル化し、業務負荷と費用の削減を進め、行政機関によるDXを支援していく考えだ。

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