インバウンドメディアから見た データに基づくコロナ後の復活

200カ国以上からアクセスのある訪日外国人向けWebメディアを運営するMATCHA。国ごとの文化の違いを踏まえ、10言語で日本の魅力を発信している。代表の青木優氏は、コロナ危機下の世界の旅行意向トレンドと、いま取り組むべき3つの行動を提案した。

青木 優 MATCHA 代表

2014年2月に運営を開始したWEBメディア「MATCHA」は、現在10言語、世界200カ国以上からアクセスのある、国内最大級の訪日外国人向け観光メディアだ。講演の冒頭では代表の青木優氏から、現在のコロナ禍における各国の国内旅行トレンドや海外旅行の意識などについて、MATCHAスタッフや連携パートナーなどへのヒアリング結果が発表された。

旅行を考える世界の人々

まず、いち早くコロナ禍から正常に戻りつつある中国では、5月時点で国内観光が回復してきており「少人数・短期・近距離」が新たな流行になった。海外旅行についても、一般消費者からの声として、前向きな層が増えているという。

次に感染症予防で成果を上げている台湾では、国内観光はマスクをして活発に行われており、新たなトレンドとして「アウトドア・少人数のカスタマイズ予約制」があがった。海外旅行については制限されている現状にあり、渡航国間で安全宣言をし、往復での隔離がなければ反動が期待できると考えられる。

韓国では、国内旅行は徐々に復活しており、新たなトレンドとして「キャンプ・ハイキング」があがった。しかしこちらも他国の新型コロナウイルス感染症が落ち着かない限りは、当面の海外旅行の需要は低いとみられる。

一方米国では、国内観光もまだ進んでいない状況であるが、一部では「近隣でのアウトドア・ハイキング」が新たに増えているという。州によって対策は異なるが、海外旅行は来年、または再来年が目処と考えられる。

タイに関しては、まだまだ国内観光に関しては厳しい状況であり、夜は外出禁止とされている。そこで「食べ物通販」が盛んとなっている。海外旅行は急ぐ必要はなく、ワクチンの状況しだいと考えているようだ。

全世界で使われている民泊仲介サービスのAirbnbでは予約数に回復の兆しが見られている。また、Airbnbではオンラインのアクティビティを進めており、「お坊さんとオンライン瞑想」という体験では、外国人参加者が多く見られたという。

一方、日本での旅行においては「近隣、地域らしさ、三密を避けた安心・安全」を特徴とした「マイクロツーリズム」がトレンドになっている。また、MATCHAでは「Social Distance Travel」、つまり、感染対策がとられ、人との距離をとった上で楽しむことができ、体調を崩した場合の対応がある、など安心・安全を第一条件とした旅が広がると考えている。

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