場所も時間も自由に働く ワーク・イン・ライフの時代

ユニリーバ・ジャパンでは2016年から社員が働く時間や場所を自由に選択できる人事制度〈WAA〉を導入している。同社 人事総務本部長の島田由香氏はWAAについて「働き方の『思い込み』を捨てることが目的だった」と語る。新しい働き方が広がることで社会はどう変わるのか。

島田 由香(ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス取締役 人事総務本部長)

朝オフィスへ出社し、定時まで、ときには遅くまで残って働く。一見"当たり前の働き方"だが、その常識を覆す新しい働き方がある。ユニリーバの〈WAA〉(Work from Anywhere and Anytime)だ。上司に申請すれば、理由を問わず、オフィスはもちろん自宅やカフェなどで勤務でき、平日5時~22時の間で勤務時間や休憩時間を自由に決められる*1。全社員*2が対象で、実施日数や期間の制限もない。

*1 1日の標準労働時間は7時間35分、1カ月の標準勤務時間=標準労働時間×所定労働日数とする *2 工場、営業の一部を除く

図 WAAの活用事例

出典:ユニリーバ・ジャパン提供資料

 

WAAの導入を主導したユニリーバ・ジャパンの島田氏は、かねてから"当たり前の働き方"に疑問を持っていた。2014年に日本法人のCEOに就任したフルヴィオ・グアルネリ氏から、長時間労働やそれに伴う家族との団らんの少なさなど、日本人の働き方に対する数々の質問を受けたことをきっかけに、「すべての人にもっと豊かな人生を送ってほしい」とWAAの構想を提案。2016年7月に導入にこぎつけた。「ともに働く人に対する思いが強いトップのコミットメントがなければ、これほど早く導入できなかったかもしれない」と島田氏は振り返る。

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