先駆者・サイボウズ、青野慶久社長が見る「働き方の未来」
新型コロナウイルス感染症の拡大で、半ば強制的に進む働き方改革。働き方改革の先駆者として注目されるサイボウズでも、ほぼすべての社員がテレワークを実施、株主総会のライブ配信も実施した。『コロナ後の働き方』をどう見るか、青野慶久社長に伺った。
"多様な働き方"の実践は
採用・定着に有利
「当社では以前から働き方を多様化していたので慣れてはいましたが、ここまで長期に、完全オンラインになるのは初めてです」と、サイボウズ代表取締役社長の青野慶久氏はいう。自身はもう1カ月半近く出社せずに業務を行っているという。会議も全員がオンラインで参加、「むしろ効率的なところもある」と新たな発見さえあるそうだ。
また、同社では今年3月、株主総会のライブ配信も実施。会場に来場した株主は4名のみ。ライブ配信では約500名が参加した。通常の株主総会には参加が難しかった地方在住の株主も参加でき、質疑応答もフォーム経由で書き込んでもらうことで、質問傾向のとりまとめなどがしやすくなり、これまでより効率的な運営ができたという。
新型コロナウイルスの感染拡大により、働き方改革のなかで最も遅れていた"働く場の多様化"が急務となった。多くの企業が事業継続のためにテレワークにチャレンジせざるを得ない。「人々の健康という意味で明らかにピンチですが、働き方という側面では"チャンスに変えられるピンチ"であると思っています」
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