JR西日本のCVC ベンチャー投資でMaaS参入、地域活性にも注力
JR西日本が出資枠30億円でコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を設立。ベンチャーと積極的に連携し、事業シナジーの発揮や鉄道事業の成長・効率化とともに、新たな事業領域への進出を狙う。それは、地域の活性化に向けた挑戦でもある。
1日の乗降客は約500万人、
グループの強みを活かす
少子高齢化によってあらゆる産業が変革に直面しており、鉄道事業者も新たな展開を模索している。JR西日本は2016年12月、CVCの新会社であるJR西日本イノベーションズを設立。同社の投資対象となるのはシード(創業初期)からレイター(成長後期)まで、JR西日本グループとの事業シナジーや鉄道事業の成長・効率化、西日本エリアの活性化に寄与するベンチャーだ。出資枠は30億円で、既に14社との連携(出資・提携)を進めている(2019年9月20日現在)
JR西日本の鉄道の乗降客は1日当たり約500万人。それは、1日に約500万回のビジネスチャンスがあることを意味する。さらに、駅・商業施設といった幅広い施設を持ち、地域とのネットワークもある。そうしたJR西日本グループの経営資源と、外部企業が持つアイデア・技術・ノウハウを融合させることで、新たな成長領域の開拓を目指しているのだ。
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