「誰一人取り残さない」金融 信用組合の中核はSDGs

2018年9月28日、協同組織金融機関では初めて『かんしんSDGs宣言』を提示。地域に根ざした金融機関として、持続可能な開発目標(SDGs)を経営方針の中核とすることを明らかにした。第一勧業信用組合理事長・新田信行氏が語る、サステナブルな成長にむけた取り組みとは。

新田 信行(第一勧業信用組合 理事長)

リレーションシップ・マーケティング

第一勧業信用組合理事長の新田信行氏は、「我々は、SDGs、持続可能な開発目標を経営方針の中核とします。CSRで応援するのではなくCSV。私たちの経営そのものがSDGsであると言い切っています」と話す。

信用組合は、世界では最も新しくできた金融形態と言える。資産家や大企業のために生まれた銀行に対し、農村や町の商工業者が"自分たちの金融機関が欲しい"と資金を出し合って作ったのが協同組織、クレジットユニオン。金融排除されていた人たちが、自分たちで作った組織と言える。

「米国のクレジットユニオンのスローガンは〈Not for profit〉〈Not for charity〉〈But for service〉。利潤目的ではない、慈善事業でもない、世のため人のためにサービスを提供するのが基本です。そう考えれば、SDGsは私たちの存在そのものだと理解いただけるかと思います」(新田氏)。

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