2019年1月号
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労働の行方、働き方の未来

『未来の年表』著者が語る 人口減少期のビジネスチャンス

河合 雅司(ジャーナリスト)

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人口減少・高齢化の進展によって、これから日本で何が起きるのか。54万部を超えるベストセラー『未来の年表』の著者、河合雅司氏に、日本が「戦略的に縮む」時代のビジネスチャンスについて、話を聞いた。

河合 雅司(ジャーナリスト)

「独り暮らしの高齢者」が激増

日本が人口の激減、高齢者の激増に見舞われるのは避けられない未来です。2024年には3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」になると予測されますが、今後、高齢者の「高齢化」も加速していきます。つまり、80歳以上の「高齢化した高齢者」が増えていきます。

勤労世代は高齢者対策に追われることになり、さまざまな社会課題が顕在化するでしょう。もちろん、公的セクターも高齢者対策を担います。しかし、これからは公的セクターですら人材の確保が難しい時代になり、行政の手も回らなくなる。

どこまでが公的セクターの役割で、民間セクターは何をすべきか、個人の自助努力が求められるのはどこまでか、その線引きを一からやり直す必要があります。あらゆる領域について、今の延長線上で未来を考えるのではなく、過去の常識や成功体験を一度否定し、「人口減少に耐え得る社会」へと作り替えなければならないのです。

例えば、国が推進している「地域包括ケアシステム」は、地域・家族が一体となって要介護者を支える仕組みであり、地域に人がいること、家族がいることを前提にしています。しかし、これから日本で起こることは、「人がまばらに住む地域」や「独り暮らしの高齢者」の増加です。高齢者の孤立を想定せずに制度を設計しても、それは機能しません。

これから大きな変化が起こりますが、社会の準備が追い付いていません。しかしそれは、企業や個人にとってはチャンスとなります。社会課題の一つひとつが、事業になり得る。社会課題の解決につながる事業はたくさんあり、経済成長の時代よりも、仕事のやりがいや達成感は得やすくなっていると言えます。

人口減少日本でこれから起きること

出典:河合雅司著『未来の年表』p22-23「人口減少カレンダー」より抜粋

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