2017年6月号
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新・観光ビジネス

宿泊業は「無駄」だらけ? 宿泊施設の経営、テクノロジーで変革

舘林 真一(SQUEEZE 代表取締役CEO)

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宿泊施設運営に関する煩雑な業務を効率化し、経営を支援。SQUEEZEが提供するクラウドソーシングサービスは、全国500施設以上が利用。自社で施設運営にも乗り出し、宿泊業の経営を抜本的に変えようとしている。

舘林 真一(SQUEEZE 代表取締役CEO)

きっかけは、身近な声だった。

大学卒業後、ゴールドマンサックス証券シンガポール支社での勤務を経て、同じくシンガポールで旅行サイト運営のトリップアドバイザーで働いていたときのこと。舘林真一氏は、北海道の旭川に住む母親から、所有するアパートの空室に困っているという相談を受けた。

旭川で、新規の入居があるとしたら、新年度が始まる前の3月の時期。その時期に部屋が埋まらないと、1年間、空室になってしまう。

舘林氏は海外旅行が好きで、民泊マッチング・サービスの「Airbnb」をアメリカで利用したこともあった。舘林氏は、旭山動物園のある旭川なら観光需要が見込めると判断し、「Airbnbをやってみたら?」と母親に提案。しかし、「英語ができないし、外国人とやりとりをするのは難しい」と渋られたので、シンガポールにいた舘林氏は、自分でサイトへの掲載から問い合わせの対応、清掃の手配まで、遠隔でやることにした。

いざ始めてみると、旭川を訪れた外国人観光客が、次々と宿泊。観光のピークを迎える夏場には、仮に賃貸に出していた場合と比べて、3~4倍の収入をもたらすようになった。

外国人観光客のニーズの高さと、民泊のポテンシャルを肌で感じた舘林氏は、2014年10月、民泊や旅館、ホテルなどをターゲットに、宿泊業務をクラウドソーシングで代行するベンチャー、SQUEEZE(スクイーズ)を立ち上げた。

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