地域の魅力を世界へ 官民連携の地域プロモーション

地域固有の魅力をブランド化し、国内外に発信するなどの多様性戦略を進めてきた豊岡市。一方、国内インフラを担うJALは、地域振興プロジェクト「JAPAN PROJECT」など、さまざまな地域活性化の取り組みを行っている。両者が官民連携で世界に発信する地域プロモーションとは。
聞き手:田中里沙 事業構想大学院大学 学長

 

右:中貝宗治 兵庫県豊岡市長
左:西尾忠男 日本航空 執行役員 路線統括本部国内路線事業本部長

田中 豊岡市が掲げる「小さな世界都市(Local & Global City)」とは?

中貝 人口規模は小さくても、世界で輝ける都市を目指しています。グローバル化の進展によって世界は急速に同じ顔になり、国や地域としての文化的な魅力が失われつつあります。しかし逆手に取れば、地域固有のもの、つまりローカルなものこそ輝くチャンスがあるともいえます。世界から見れば東京と豊岡の距離はほとんど問題になりません。このことは城崎を訪れる外国人宿泊客の推移を見ても明らかです。2011年のわずか1100人から、2015年は31,000人と、約28倍に増加しています。海外で地方の評価が高まれば、国内での評価も変わっていくでしょう。そのような視点から、コウノトリの野生復帰や環境都市「豊岡エコバレー」の実現などの施策を行っています。

田中 大交流の実現にも注力されていますね。

中貝 地域活性化の要は、都市と地域の交流人口を増やしていく「大交流」にあります。3年前に観光課の名称を大交流課へと変更し、とりわけインバウンド需要の拡大に取り組んでいます。

田中 アーティストが滞在しながら作品の制作・披露ができる「城崎国際アートセンター」や、ミラノ万博で好評を博したコウノトリ育むお米など、常に新たな魅力を発信されているのも素晴らしいと思います。

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