建物倒壊時のアスベスト飛散で問われるマスク備蓄の知識・スキル・装備

災害時、建物倒壊で危険なのは、飛散する大量の粉じん、アスベストを吸い込むことだ。それを防ぐため、マスク備蓄は欠かせない。必要数を予測して揃え、正しく使うことが求められる。

阪神淡路大震災以降、災害に対する備えの必要性が指摘されるようになった。特に問題なのは建物倒壊、復旧工事などで建材から飛散する有害な粉じんと伴にアスベスト(石綿)への対策だ。スリーエムヘルスケアの片岡克己氏は、その危険性をこう語る。

片岡 克己 スリーエム ヘルスケア安全衛生製品技術部 主任

「アスベスト等を吸ってしまうと、時限爆弾のように20年~40年後になって、じん肺、悪性中皮腫、肺がんなどの病気が発生すると言われます。特に気をつけるべきは、5マイクロメートル以下の粒子です。肺の奥深く入り、肺胞に付着します」

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