津波避難タワー

東日本大震災における津波は、これまでの港湾における防波堤や防湖堤等の設計を大きく上回るとともに、地域防災計画の避難想定をも超えるものであり、津波への防災について、根底から見直しを迫るものであった。その対策の一助となる津波避難タワーを紹介する。

出展:国土交通省港湾局 港湾の津波避難施設の設計ガイドライン

港湾の津波避難対策は緊急の課題

港湾は、産業や物流、海上交通の要所であり、釣り人や観光客など様々な目的の人たちが大勢活動しているエリア。倉庫やビルが立ち並ぶこのエリアは、高潮や津波から陸地を守る防潮堤がある防護ラインから海側にあることが多い。そのため、津波の被害に遭いやすく、避難に適した高台が近くにない地区や、液状化しやすい埋立地が多いことから、早急に津波への対策をしなければならない地域とされている。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り79%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。