「軒先.com」 起業家を応援する空きスペース仲介サービス
ほんの小さな軒先のスペースで、誰でも店をオープンできる。軒先.comは、今まで賃貸借の対象になかった場所を1日単位でレンタルするサービス。デッドスペースに価値を創造し、起業を目指す人の最初の一歩を助ける、画期的な事業だ。
2008年からサービスを開始した軒先.comは、店舗前の空きスペースや、自宅のガレージ、アパートやマンションの空き駐車場など、利用価値がなさそうな小さなスペースを1日単位で貸し出すサービス。賃借権ではなく、利用目的に沿った利用権を付与する仕組みで、軒先.comが貸主と利用者とをマッチングし、仲介する。
「これまで貸せると思っていなかったデッドスペースを収益化するのが、このサービスの最大のオリジナリティです」と軒先株式会社の西浦明子社長。
移動販売車での出店、販売、各種プロモーションなどの場所としては最適で、起業をめざす人のチャレンジの場としても有効だ。貸主にとっても利用者にとっても、これまでありそうでなかった、かゆいところに手の届くサービスと言える。
この9月から、軒先.comを軒先ビジネスと改め、サービスを拡充する。
ありそうでなかった極小スペースの仲介サービス
妊娠を機に大手企業を退職した西浦社長が、個人で輸入販売事業を始めるため、テスト販売する場所を探したのが、軒先.comを立ち上げたきっかけ。「短期で物販できる場所がなかなかなくて、見つけても賃料がとても高い。自分のように、本格的に事業を始める手前で少しチャレンジしてみたい人が気軽に出店できる場所が少ないことに気付きました」。小さなスペースでも、手の届く金額であれば使いたいというニーズを掘り起こせると考えたという。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り68%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。