クラウドワークス・吉田社長が語る 働き方革命の先にある新市場

企業と個人がオンライン上で直接つながり、仕事を受発注できるクラウドソーシングサービスを提供し、「働き方革命」のビジョンを掲げて成長を遂げてきたクラウドワークス。同社の吉田浩一郎社長に、リモートワーク時代の成長戦略、アフターコロナへの展望について話を聞いた。

吉田 浩一郎(クラウドワークス 代表取締役社長 兼 CEO)

――新型コロナウイルス感染拡大によるクラウドソーシング市場への影響を、どのように見ていますか。

吉田 企業側を見ると、当社で依頼できる主要な仕事の1つであるウェブ系・アプリ系のエンジニアの需要は継続しており、3月末までの段階でほぼ影響はありません。

また、4月中旬時点のワーカー登録は3ヵ月前と比べて約1.5倍の増加ペースとなるなど、ワーカー側も順調に増加しています。経済が大変な状況にある中で、本業とは別に副業としてクラウドワークスで仕事を見つける人が増えているのだと思います。

先行きが不透明ですから、企業がいきなり正社員を雇うのはハードルが高い。今後しばらくの間は、日本の雇用に占める正社員比率を高めるのは難しいでしょう。人材の活用を考える際、まずは副業として事業に関わってもらい、その後、お互いが理解を深めてから転職を検討してもらうなど、フレキシブルな関係を築けることは双方にとってメリットがあります。副業・兼業のマーケットは、これから活性化していくでしょう。

当社は今年1月、副業・兼業のマッチングサービス「クラウドリンクス」を開始しました。データサイエンティストやAIエンジニアの人材が登録するなど、ハイクラス人材を厳選しており、すでに3000名超の登録があります。

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