2020年2月号
購読申込み のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

問いを深め、未来をデザイン

ノーベル平和賞、ユヌス博士「想像できたら、それは起こる」

Impact Hub Kyoto

0
​ ​ ​

想像力はすさまじい力を持っており、想像力が現実をリードする――。ノーベル平和賞受賞者のユヌス博士が、高校生と語り合う教育プログラムが開催された。そこでは、高校生たちが自らの未来を拓いていくための数々の言葉が贈られた。

高校生たちと語り合うムハマド・ユヌス博士

「貧困とは何か?」
問いを立てる日々

グラミン銀行創設者で2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士が京都の高校生たちと対話する教育プログラム「ユヌス博士と語り合うわたしたち高校生の未来」が、11月16日(土)にImpact Hub Kyoto(西陣産業創造会館内)で開催されました。

Impact Hub Kyoto(西陣産業創造会館内)を会場に、16名の高校生が参加して行われた

ユヌス博士は著書『3つのゼロの世界』の中でImpact Hubについて紹介し、Impact Hub Dhaka(バングラデシュ)のボードメンバーも務めています。

参加した高校生たちは、一人一人が30日間「貧困とは何か?」について毎日問いを立ててカードを作成したほか、5つのグループに分かれてグループワークを行うなど2ヵ月にわたって準備を重ねてきました。

当日は、その中で考えた問いをグループごとにユヌス博士にプレゼンテーションし、その問いをもとに、高校生と博士によるディスカッションが行われました。京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之さん、大阪府立大学准教授のハナムラチカヒロさんの2人がファシリテータとして対話をサポートしました。

高校生からは「貧困層と呼ばれる深刻な状況下にいる人々にとっての幸福とは何か」、「貧困層がどうすれば貧困の解決を望めるのか、富裕層の経済的負担なしに貧困を解決することは不可能か」、「自己表現を通じて貧困問題は解決できるか」、「ユヌスさんが貧困について1枚カードを書くとしたら」、「貧困を解決するには資本主義や社会主義、もしくはそれに代わるシステムいずれのシステムがよいのか」といった深い問いが投げかけられました。

そして、ユヌス博士の
答えとは……

ユヌス博士は、各グループのプレゼンテーションと質問に耳を傾け、「貧困はすべての国が通ってきた道であり、新興国と先進国という区別ではなく共通の歴史としてとらえるべき」、「貧困とは機会を奪う事であること」、「どこから貧困が来たのかを知ることが1つの解決策」、「資本主義でも社会主義でもない新たなゲームをデザインすべきである」と応じていました。

プレゼンテーションの終了後、当日の準備からユヌス博士とのディスカッションに至るまでの模様を「リアルタイム・ドキュメンテーション」によって収録した映像を全員で観賞し、1日の動きを振り返って終了。

締めくくりにあたり、ユヌス博士からは次のメッセージが送られました。

残り45%

0
​ ​ ​

バックナンバー

メルマガで記事を受け取る

メルマガ会員限定で、
ピックアップしたオンライン記事を
毎日お届けします。

以下でメルマガの登録ができます。

購読申し込みで全記事が読める

2018年4月号「SDGs×イノベーション」完売!

会員になって購読すれば、バックナンバー全記事が読めます。PC・スマートフォン・タブレットで読める電子ブックもご用意しています。

バックナンバー検索

注目のバックナンバーはこちら

最新情報をチェック。

会員になると 最新「事業構想」が読み放題。さらに

会員の特典をもっとみる