デバイス1つで「未来の車」に 車のビッグデータを先駆ける
例えば、車から得たデータで「安全運転の度合い」を診断し、その結果に応じて、保険料が割り引かれる保険の開発につなげる。車のビッグデータの応用範囲は広く、さまざまな新サービスが期待される。

スマートドライブが開発した小型デバイスを、車内の「OBD2」(車の診断機能)コネクタに装着することで、車の中のコンピュータと通信し、速度や走行距離、エンジン回転数、故障情報などのデータを読み取ることができる

北川 烈(スマートドライブ 代表取締役CEO)
小型デバイスを車に装着すると、即座にコネクテッド・ヴィークル(CV)に変わり、移動に関連するビッグデータを簡単に利用できる。そんなサービスを提供するスタートアップ企業が現れた。2013年に創業したスマートドライブだ。
「AV(自動運転車)、EV(電気自動車)、CV(つながる車)の中で、最初に普及するのはCVだと考えています」
そう語るのは、スマートドライブの北川烈CEOだ。
「車の買い換えスパンは日本で約7年。それを考えると、多くの車が電気自動車、自動運転車に置き換わるのは時間がかかります。でも、当社の技術を使えば、今走っている車をすぐにIoT化することができる。市場が立ち上がるのは早いと考えました」
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