数字で見る観光ビジネス 80%はアジア人、訪問地域偏重も課題
日本の観光産業の成長を支えているのは、訪日外国人客数の増加である。8割以上はアジアからの訪日客であり、訪問地も関東・関西に集中している。現状と課題の分析から、次のビジネスチャンスが見えてくる。
訪日外国人客数と旅行消費額は過去最高に
2015年の訪日外国人客数は1974万人(前年比47.1%増)、旅行消費額は3兆4771億円(同71.5%増)。政府は今年3月にまとめた新たな観光ビジョンで、2020年に訪日外国人客数4000万人の目標を掲げた。
訪日外国人客の国・地域別内訳
訪日外国人は82.9%がアジアからであり、中国人が499万人と最も多い。消費額に占める中国人のシェアは40%を超える。北米や欧州からの旅行者数も増えてはいるものの、シェアは大きくない。
リピーター率 (2015年)
訪日回数は中国やイタリア、スペインでは1回目が6割程度だが、台湾や香港では約8割がリピーター。旅慣れた観光客は「新しい日本体験」を求めている。観光庁統計より。
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