2014年6月号
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デザイン思考のプロセス

共創が生む価値とチャンス

熊本浩志(amadana代表取締役社長)

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「デザイン」の力とは何だろうか。意匠に留まらず、経営や組織、イノベーションにデザインを活かす企業やクリエイターが注目されている。第1回から3回までは、家電ブランド「amadana」などを手がける、amadana(2014年6月4日にリアル・フリートから社名変更)の熊本浩志氏に話を聞く。

熊本浩志 リアル・フリート(現amadana)創業者、代表取締役社長

デザインという言葉からは製品の見た目の美しさや精巧な作りをイメージしがちだが、私は、「デザインとはモノをきれいに作ることではない」と思っている。私が考えるデザインとは、意匠や外観を含めて、いかに新しい価値を生み出すか。そこがクリエイティブの最大の使命ではないだろうか。

デザイン=価値の創造という視点で、私の原点になっているのは、学生時代にポーラ・オルビスホールディングス社長の鈴木郷史さんの講演で「イタリアのモノづくり」について聞いたことだ。

私の実家は電気屋で、幼い頃から家電を身近に感じながら育ってきたが、それまでモノを作るということを意識したことはなかった。しかし、鈴木さんの「デザインが付加価値に変えた」というイタリアの話が衝撃的で、モノづくりに対して憧れを抱くようになった。

それが東芝への入社につながったが、結局3年半で組織を飛び出し、27歳の時にリアル・フリートを立ち上げた。

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