「フードバレーとかち」構想 アジアの食料基地へ、ブランド価値を強化

19市町村を束ね、日本の食料基地である強みを生かす施策「フードバレーとかち」に取り組む米沢則寿帯広市長に、十勝ブランドにかける熱い想いを聞いた。

就任当初から取り組んできた「フードバレーとかち」構想について、現状までの成果をどうとらえていらっしゃいますか?

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ここ十勝は、昔から農業を主軸にしてきた土地柄です。その特性を生かし、地域をどう発展させるかの戦略のひとつとして「フード バレーとかち」を旗印にしています。原料を生産して供給するだけのやり方から、今後は加工、販売も地元で行うことによって地域ブランドとしての付加価値をつけていく。畑から最終的に消費者の口に入るまでを地域で行っていこうとする経済成長戦略です。アメリカの「シリコンバレー」、オランダの「フードバレー」は、「知」の集積拠点として世界的に知られていますが、「フードバレーとかち」は、食べることを原点として人生を楽しむ人や、面白いことを始めたい人が世界中から集まる場所にしたい。十勝が食を中心に新たな感動とイノベーションを創出できる場所となるのが理想です。

就任から2年半が経ち、これまで帯広市からスタートした「フードバレーとかち」は、19市町村と定住自立圏形成協定を締結して十勝全域へと広がり、昨年12月、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区として認定され、最終的に道、そして国の成長戦略に組み込まれました。しかしながら、現状はまだフレームワークができた段階です。我々が目指すのは、アジアの食料基地になること。その戦略実現に向けてようやくスタートラインに立ったところです。お楽しみはこれからです。

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