2018年11月号
購読申込み のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

名古屋発、変革への突破力

声帯を失った人の声が蘇る? 音声合成が広げるマーケット

大浦 圭一郎(テクノスピーチ 代表取締役、名古屋工業大学大学院 特任准教授)

0
​ ​ ​

多くの人は、音声合成と言うと、棒読みの発声をイメージするかもしれない。しかし、AI技術を応用したテクノスピーチの音声合成技術は、感情を声に乗せることができ、例えば声帯を失った人が声を取り戻したり、亡くなった歌手の歌声を再現することもできる。

大浦 圭一郎(テクノスピーチ 代表取締役/名古屋工業大学大学院 特任准教授)

名古屋工業大の研究を事業化

名古屋市にオフィスを構えるテクノスピーチは、名古屋工業大学がオープンソースで公開している音声合成技術を手掛けるベンチャーだ。代表取締役を務める大浦圭一郎氏は、名古屋工業大学でその技術を開発した主要メンバーの一人。テクノスピーチは様々なパートナー企業と連携し、各社の利用シーンに応じて音声合成技術を導入するサポートを担っている。

これまでの導入事例として、カラオケにおける歌唱補助機能、双方向音声案内デジタルサイネージ、亡くなった国民的歌手の歌声再現など。音声あるいは歌声を生み出す必要があれば、あらゆるところがテクノスピーチの事業領域になる。

もともと大浦代表は、名古屋工業大学で研究室配属の際、徳田恵一教授が研究する音声の認識技術に関心を持ち、その後、音声を合成するほうにも強い興味を感じて、合成技術をメインに研究するようになった。

「音声認識は『認識率90%』のように数字で結果を得られますが、音声合成は数字で評価しにくい反面、耳で体感して、違いを感じられる面白さがあります。わかりやすい感動がありました」

Windows用音声創作ソフトウェア『CeVIO Creative Studio』。テクノスピーチは、同ソフトの根幹技術の開発に携わっている。発声させたい音声・歌声をテキスト入力し、声の大きさや速さ、感情などを調節して音声データを生成できる。30日間試用できる無料体験版を公開中

残り72%

0
​ ​ ​

バックナンバー

メルマガで記事を受け取る

メルマガ会員限定で、
ピックアップしたオンライン記事を
毎日お届けします。

以下でメルマガの登録ができます。

購読申し込みで全記事が読める

2018年4月号「SDGs×イノベーション」完売!

会員になって購読すれば、バックナンバー全記事が読めます。PC・スマートフォン・タブレットで読める電子ブックもご用意しています。

バックナンバー検索

注目のバックナンバーはこちら

最新情報をチェック。

会員になると 最新「事業構想」が読み放題。さらに

会員の特典をもっとみる