人が集まるところに、人を集める 徳島県『にし阿波』の誘致戦略

徳島県西部に位置する美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町からなるエリア『にし阿波』。同エリアにはサテライトオフィスが既に8社進出。複数の自治体と民間が連携協力した受け入れ体制を構築することで、企業の多様なニーズに応え、成果をあげている。

美馬市の築150年の古民家をリノベーションし、お試しのオフィスに活用している

田舎で働くと聞けば、何かと不便なイメージがあるかもしれない。その理由の一つがネットワーク環境だろう。

だが、徳島県では市街地はもちろん、中山間地域の家庭にまで光ファイバーが張り巡らされており、ブロードバンド環境は全国でも屈指であると言える。デスクワークを主とする仕事であれば、不便さを感じることはないだろう。

そうした環境にも支えられ、徳島県西部にある美馬市・三好市・つるぎ町・東みよし町からなる『にし阿波』と呼ばれるエリアが、県外企業のサテライトオフィス開設の場として注目されている。

藤川 忠大
(徳島県 西部総合県民局 企画振興部 にし阿波振興担当)

「広域連携」としての強み

『にし阿波』では、お試しサテライトオフィスモデル事業の実施団体として、複数の自治体が広域連携し、企業等の受入れを本格的にスタートさせている。

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