2017年4月号
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特別インタビュー

小池百合子東京都知事が目指す 東京大改革と日本の針路

小池 百合子(東京都知事)

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企業経営者を対象に小池都知事の講演が開催された。「都民ファースト」の推進で、都政の「見える化」と「自分ごと化」が実現されている。経営トップとしてどう日々の難題に対処し、社員やステークホルダーの理解を得るか。組織として個人として課題に向き合う、示唆的な発言の数々を聞いた。
聞き手:事業構想大学院大学学長 田中里沙 第133回全国経営者セミナー(日本経営合理化協会)より

 

小池 百合子(東京都知事)

政治の基本はマーケティング

――希望の塾には大変多くの方が応募され、選抜試験が始まっていると伺っております。手応えのほどをお聞かせいただけますか。

小池 私が24年間在籍した国会から離れ、昨夏の都知事選挙に挑戦したのはご記憶に新しいことと思います。テレビなどマスメディアは盛んに、「何党と何党の確保した票を足したら小池はもう無理だ」という分析をなさっておりました。しかし、有権者はニーズに合った形で行動されるわけです。その意味で、いろいろと計算をしても、その心は全く掴んでいない的外れな分析と見ておりました。

また、都知事選はオール東京ですから、小選挙区制とは戦い方が違います。地域が広い。「崖から飛び降りる」発言などが皆さまの共感につながり、過去にない多くの方々と一緒に楽しく活動をさせていただきました。少々大袈裟ですが、日本にある種の希望を抱いていただいているのではないか。せっかくの都知事選挙で起こったムーブメントを終わらせてしまうのは勿体ない。そう考えまして希望の塾を開講しました。

希望の塾は授業料を頂くにもかかわらず、6,000人を超える方々が応募し、4,000人を超える参加を頂きました。毎回の出席が3,000人を超え、加えて専用のネット回線で参加いただく方もいらっしゃいました。往々にしてだんだん参加者が減るものですが、ずっと出席し熱心に学んでいただいていることには、感動を覚えます。

7月の都議選に向けて、GAB(企業の採用活動でも実施される適性試験の一種)を受けた人の総数が1,600人。日本にはありとあらゆるものがあるが、ないものが一つだけある、それは「希望だ」。今日よりは明日がいい。それを求めて、誰かがやるのではなくて、あなたと一緒にやっていこう――これが希望につながっているのではないかと思います。

――受験者の方に密着したテレビ番組の企画でも、今回は御縁こそなかったものの、チャレンジできたことに喜びを感じた、自らが変わるきっかけを得たとの声を聞きました。まさに道がひらかれたのだと感じます。さて、「経営はコミュニケーション」とも言われ、トップにとっては重要な姿勢です。小池都知事は、情報公開・透明性・説明責任を果たしながら、都民・社会と対話を重ねていくことを実行していらっしゃると思います。その背景にあるお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

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