2016年6月号
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女性イノベーターの着眼点

高価なベビーシッターを安く、安全に 待機児童問題に挑む新事業

藤井 聖子(カラーズエグゼクティブプロデューサー)

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女性ならではの経験や感性で事業を興し、新市場創出や社会課題解決を目指すイノベーターや事業者を本連載では取り上げる。第1回はカラーズの「キッズライン」。高価なベビーシッターサービスを低価格化・付加価値化し、待機児童問題に対応する。

キッズラインには大学生シッターも多数登録。子どもに勉強や音楽を教えてくれる学生は人気が高く、サービスの付加価値になっている

待機児童の問題が深刻化する中、ベビーシッターの需要が拡大している。保育園などの集団保育とは異なり、子ども一人ひとりに合ったきめ細やかなケアができるのがメリットだ。こうした特徴を生かし、発熱時などの病児保育や出張時のお泊り保育に対応可能な保育士から、お世話をしながら勉強や英会話を教えてくれる東大生やバイリンガルまで、バラエティ豊かな250名以上のシッターと利用者をマッチングするオンラインシッターサービス「キッズライン」が人気を集めている。

低価格化と安心を両立
友人の利用履歴やレビューも表示

このサービスを提供するのは2014年創業のカラーズ。創業者で社長の経沢香保子氏は、26歳でマーケティング会社のトレンダーズを起業し、2012年に当時女性最年少で東証マザーズへ上場させた経営者だ。3度の出産により自身が仕事と育児の両立に悩んだ経験から、「安価で安全なベビーシッター文化を日本につくりたい」とカラーズを起業したという。

15年2月にローンチした「キッズライン」の特徴は、企業がシッターを紹介・仲介するという従来サービスと異なり、利用者が自由にシッターを選べる点にある。スマホなどから条件の合うシッターを検索し、即日予約ができる上、オペレーターを介さず直接シッターとやりとりすることができるので、価格は1時間1000円からと格安に抑えられている。一般的な派遣型のシッターは1時間2000~3000円で、入会費や年会費も必要なことが多い。魅力は利便性や価格だけでなない。

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