食産業の「付加価値」を高め 輸出産業へ育てる

北海道経済の活性化へ、食産業に注力する道経連・近藤会長。付加価値を高め、輸出産業へと力強く向かっている。昨年認定された特区の目標は2016年に1300億円の輸出産業となることだ。

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戦略産業として食産業に注力されています。

北海道経済連合会の会長を引き受けて5年目に入りました。北海道経済をいかに活性化するかを考えたとき、豊かな食資源、農業、水産業という優位性をより生かすべきだと考えました。北海道の農業の生産高は約1兆円。全国の生産高が約8兆円ですので、1/8を受け持っている。水産業では北海道が3000億円、全国が1.5兆円でかなりのシェアを占めている。品目で見ると、14~5品目は生産高が全国一です。これだけの資源をどこまで活かせているのだろうか。1次産品は良く知られているが、2次産業、加工品では農業・水産業合わせて約2兆円。全うに相互に連携しなければなりません。それが食クラスター活動です。具体的には、食クラスター連携協議会の事務局を北海道経済連国は1次産業で9兆円、2次産業で40〜50兆円。これを考えると、北海道は1次生産物に付加価値を付ける余地がまだまだあるということです。

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