第4の創業に挑む大同生命 変革への出発点は「夢を見ること」

2020年7月に創業118年を迎える大同生命。加島屋から始まる長い歴史の中に3回の創業があったと言われる。挑戦と変革を繰り返した激動の歴史を経て、今迎える「第4の創業」とは。

工藤 稔(大同生命 代表取締役社長)

大同生命の源流、加島屋

1902年(明治35年)、朝日生命(京都)、護国生命(東京)、北海道生命(北海道)の3社が合併し、誕生した大同生命。社名の大同は故事の「小異を捨てて大同につく」に由来する。〈加入者本意〉と〈堅実経営〉を創業の精神とし、経営リスクをカバーする保障商品を中小企業へ提供してきた。

工藤稔氏は「大同生命にはいわば、創業が3回ありました」と話す。最初の創業は大同生命が誕生した1902年。第2の創業は、ビジネスモデルを大きく転換した、1970年代。そして、第3の創業が国内生命保険会社としてはじめて株式会社化を実現し、東証一部への上場を果たした2002年。

「特に第2の創業の時期である1970年代。高度経済成長の中で中小企業が大きく成長し、経営者の責任が大きくなった時代に、社運をかけて中小企業市場への特化戦略に舵を切りました。少ない保険料でより大きな保障を確保できる定期保険を中小企業団体の福利厚生制度として営業職員と税理士代理店の両チャネルで推進する独自のビジネスモデルを創り上げました。破壊的イノベーションを起こすことで、今日の礎を築いたと言えます」(工藤氏)。

出典:大同生命提供資料

 

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