人はなぜ感動するのか 人を惹きつけるクリエイティブの条件

2018年2月1日、日経新聞に載ったGODIVAの新聞広告が大きな反響を呼んだ。広告を手がけたのは、クリエイティブディレクターの原野守弘氏。数多くのヒット作を手がけるプロフェッショナルに聞く、心に響く広告とは...。

原野 守弘(もり 代表/クリエイティブディレクター)

広告と販売促進の違い

2018年の2月にGODIVAが日経新聞に掲載した広告。『日本は、義理チョコをやめよう。』というコピーは、大きな反響を呼んだ。「広告と販売促進は違います」と原野氏。日本では〈宣伝〉という漢字で、双方を指しており分かりにくくなっているが、英語では、アドバタイジング(広告)とセールスプロモーション(販売促進)に、明確に分かれている。

「日本で広告と呼ばれているもののほとんどは、販売促進。モノを売るためのプロモーションです。本来、広告とは、短期的にモノを売るためのものではなく、商品やブランドを『好きにさせる』ためのもの。この『好きにさせる』ことに、大きな価値があることが、日本ではあまり理解されていない」(原野氏)。

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