2019年1月号
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MPDの本棚

対話の技術を力に『OST実践ガイド』ほか注目の新刊

月刊事業構想 編集部

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――本書の主旨と読者対象をお聞かせください。

大川:ワールド・カフェなどが紹介され、組織変革に対話を持ち込むアプローチが日本で浸透しつつあります。しかしオープン・スペース・テクノロジー(OST)は従来ワークショップの手法としてのみ理解され、「リーダーシップを生み出す場として機能する」との視点からは、ほとんど語られてきませんでした。

本書では、リーダーを生み出す仕掛けがどうOSTに組み込まれているか、また場づくりを支援するファシリテーターの態度や振る舞いを明らかにしようと試みました。

香取:書名に「実践ガイド」と銘打っています。これはハリソン・オーエンが提唱したOSTの理論を、日本の視点で企業の組織開発に役立つよう紹介したいと考えたからです。

組織で新規事業や社内起業に取り組む人材は、情熱や意欲がなければ、多くの困難を乗り越えて実現することはできません。本来そうした場づくりを支援するのはハイレベル・マネジメント層です。その意味では、経営者にこそ本質を理解し読んでもらいたいと思います。

――なぜ「アイデア創出」が実践に結びつかず終わることが多いのでしょうか。

大川:実行につながるような場づくりの事前準備が不十分であることがもたらしていることが多いようです。企画段階から、参加者に情熱と責任を持たせ、実行へ向けた機会を整備することが有効です。

香取:よく「読めば実現できる」と錯覚されがちですが、アイデアは本当に成し遂げたいという想いと実現へのプロセスが合わさって形になるものです。「レディネスを高める」と表したように、準備に時間を掛けることが大事です。

大川:またトップダウンでの大掛かりな実践だけでなく、日々細かな改善や対話の機会を設け、構想を実践に結びつけるアンテナを張ることも有効です。すると日々課題認識が高まり、「お客様の声に応えたい」という想いを育むことができます。

人と組織の「アイデア実行力」を
高める OST実践ガイド

  1. 香取一昭・大川 恒(著)
  2. 英治出版
  3. 2018年6月刊行
  4. 本体2,400円+税

 

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