表参道の名店「大坊珈琲店」 ブルーボトルに影響を与えた店づくり
表参道交差点のほど近くで約40年にわたり人々に愛され、2013年に閉店した名店「大坊珈琲店」。このほど、福岡の珈琲美美(びみ)の元店主・故森光宗男氏との対談集出版を機に青山の山陽堂書店で大坊氏が珈琲をふるまうイベントも開催された。
大坊珈琲店は、1975年に南青山の青山通り沿いのビルの2階にオープンした。岩手県出身の大坊勝次氏は、18歳で上京後、珈琲店で基礎を学んだあとに夫婦で独立開業した。手廻し焙煎器による自家焙煎、ネル布によるドリップで時間をかけてゆっくり淹れる珈琲が多くのファンを魅了した。
「店を始めるとき、新宿か渋谷でと考えましたが、当時、新宿は賑やかで、渋谷はわりと静かなまちでした。そこで渋谷にしようと決めてあちこち探しましたが、渋谷の中心部は家賃も高かったので、渋谷の周辺を探しました。そこで見つけたのが青山の物件でした」と大坊勝次氏。
「青山は当時からハイカラなまちで、岩手から上京した私には、こんなハイカラなまちでやっていけるだろうかという気持ちもありました」
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