数字で見る新旧メディアビジネス VR・AR市場はスマホを超える

1人の人間が使える限られた時間を、テレビ、新聞、雑誌、そしてインターネットが奪い合っている。広告費の推移から見ると、インターネット広告の伸びが新聞・雑誌その他の落ち込みをカバーして全体を拡大させている。今後も、動画配信や、VR・ARなどの新しいメディアによる市場拡大が期待される。

成長のエンジンはネット広告

情報を伝達するメディアの多様化が進んでいる。新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、屋外広告やポスターといった昔ながらのものだけでなく、ウェブ画像や動画、コンテンツマーケディング、さらにはそれぞれを組み合わせ、連動させた情報発信まで、情報の送り手の選択肢は増えた。

広告費はメディアにとって重要な収入源であり、その増減のトレンドはメディアの影響力の行方を示すものと言える。広告費総額を押し上げているのは、2014年以降2桁成長を続けているインターネット広告だ。2017年にはついに広告費の総額6兆3907億円の約4分の1、1兆5094億円までに成長した。新聞・雑誌・ラジオ・テレビメディアのうち、テレビメディアはほぼ横ばい、新聞・雑誌は減少傾向が続いている。ラジオの広告費の成長については、「ながら」視聴に最適な媒体であること、ライブストリーミング・ラジオサービスの定着とスマートスピーカーの台頭が要因として挙げられている。

既存のメディアと新しいテクノロジーが融合することで、新しい市場が切り開ける可能性はある。人工知能(AI)やヴァーチャルリアリティ(VR)、オーギュメンテッドリアリティ(AR)は特にメディア企業にとって魅力的な技術であるため、ベンチャー企業への出資や提携が増えている。

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