2018年6月号
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「食」が変わる

食ビジネスの「次のトレンド」 『TheFuture100』で読み解く

ジェイ・ウォルター・トンプソン

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バーのようなお洒落な空間でありながら、飲むのはカクテルでなく、ノンアルコール―。世界では、食の領域でも新たな潮流が生まれている。これから、食ビジネスはどう変わるのか。90ヵ国以上で事業を展開する広告代理店、ジェイ・ウォルター・トンプソンの担当者に話を聞いた。

細見 裕之(ジェイ・ウォルター・トンプソン・ジャパン プランニング ディレクター)

ハーマン・チャン(ジェイ・ウォルター・トンプソン・ジャパン ストラテジックプランナー)

――ジェイ・ウォルター・トンプソンは、毎年、グローバル・トレンド予測レポート『The Future 100』を発表しており、その中で「食」カテゴリーの注目すべき変化についても取り上げています。

細見:『The Future 100』は、ジェイ・ウォルター・トンプソンのトレンド予測部門であるThe Innovation Groupが中心となり、当社ならではのグローバルネットワークを活用して作成されています。

世界各地からのインプットや様々な分野の専門家・オピニオンリーダーへのヒアリングに基づく質的な研究に加え、様々なテーマの定量的な調査・分析も絡めた10カテゴリー、100項目にわたるグローバル・トレンドを具体的な事例とともに紹介しています。

ハーマン:2018年、「Food+Drink」カテゴリーで注目されるトレンドの1つが「Trendy teetotalism(トレンドは禁酒主義)」です。米国では、デトックスドリンク企業Dirty Lemonがニューヨークに「ノンアルコールのポップアップバー」をオープンし、人気となっています。

バーのようなお洒落な空間でありながら、飲むのはカクテルではなく、ノンアルコール。「Mocktail(擬似カクテル)」と呼ばれるノンアルコール・カクテルが広がっており、それは見た目もカラフルなので、インスタ等との相性も良い。企業も「Mocktail」に関連した商品開発に注目するようになっています。

ノンアルコールを「楽しむ」ための店舗は世界的に増えており、マレーシアのバー『Jibril』もその一つです。宗教的な理由でお酒が飲めない国・地域も存在し、そうした意味でも、ノンアルコールを「楽しむ」ための市場は拡大する可能性があります。

今後、日本にも、お酒自体は苦手だが飲みの場が好きな方でも楽しめる「バー」が登場するかもしれません。また、例えばスポーツクラブに「Mocktail」を楽しむためのスペースを併設するなど、他の業態と組み合わせることも考えられます。

米国では、「Mocktail(擬似カクテル)」と呼ばれるノンアルコール・カクテルが人気を集めている(写真はイメージ)

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