2018年5月号
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TOKYO 2020 レガシーを生む新ビジネス

義足開発ベンチャー パラアスリートが健常者を超え、世界最速へ

遠藤 謙(Xiborg 代表取締役社長)

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義足のアスリートが、100m走で健常者のアスリートのチャンピオンよりも速く走る――。この壮大な目標を掲げるのが、義足の研究開発を手掛けるXiborgの社長、遠藤謙氏だ。

2017年11月、東京・渋谷で開催された「SHIBUYA CITY GAMES」。公道に陸上トラックをつくり、世界トップレベルの短距離義足ランナーが、60m走の世界記録に挑戦するレースを行った。 提供:ソニー株式会社 Shibuya City Games

遠藤 謙(Xiborg 代表取締役社長)

MITで義足の研究をしていた遠藤謙社長は、元陸上日本代表の為末大氏らとともに2014年5月、Xiborg(サイボーグ)を設立。選手や義肢装具士とも一体となって開発を続け、競技用義足を完成させた。

2016年9月に開催されたリオパラリンピックでは、男子100mと400mリレーに出場した佐藤圭太選手が、Xiborgの義足を装着してレースに臨んだ。

「競技用義足メーカーは、オズール社(アイスランド)とオットーボック社(ドイツ)の2社が圧倒的なシェアを持っています。リオパラリンピックの陸上競技で、2社以外の義足をつけていたのは佐藤選手1人だけでした」

佐藤選手は400mリレーで銅メダルを獲得。2強が存在する業界で、設立2年の日本発ベンチャーが存在感を示した。それは海外でも大きく報じられ、リオの後、トップ選手も見学に来たという。

そして2017年、Xiborgは2015年・2016年の全米選手権チャンピオン、ジャリッド・ウォレス選手と競技用義足の共同開発・提供を行う契約を結んだ。わずか3年でXiborgは、世界トップレベルの選手からもパートナーとして認められるレベルに到達したのだ。

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