2018年2月号
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ザ・ライバルズ

コインランドリー新勢力 WASHハウス vs.マンマチャオ

月刊事業構想 編集部

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今、コインランドリーが全国で続々開店、2015年度で1万8,000店に達している。共働き世帯の増加や家事の時短ニーズを背景に、暗いイメージを一新して女性客取り込みに成功、成長を続けるコインランドリー業界。その中でも業績が好調な2社、WASHハウスとmammaciao(マンマチャオ)の現状を見る。

様々な追い風を受けて急成長。

大手コンビニチェーンのファミリーマートがコインランドリー併設店を展開するという。コインランドリーは、共働き世帯の増加や家事の時短・省力化ニーズを背景に年々増加、2015年度には約1万8,000店と、ファミマ店舗数並みになった。かつての入りづらいイメージを払拭して女性客取り込みに成功、今やカフェ併設のお洒落な店舗まである。世の清潔志向も手伝って、布団などの大物も洗えてすぐ乾かせるといった利点が見直され、積極的に利用される場となった。もはやコンビニ並みの生活インフラとも言えるコインランドリー。業界を牽引する大手は4社ほどで、中でも「WASHハウス」と「mammaciaoマンマチャオ」の成長は著しい。

元証券会社社員が2012年に宮崎で創業したWASHハウスは、当初からネット経由で遠隔管理できる独自仕様の機器をメーカーと共同開発する一方、地域の人口構成や男女比、昼夜人口などのデータに基づく出店計画により西日本を中心に勢力を拡大。2016年には首都圏にも進出し、東証マザーズ福証Q-Board上場も果たした。売上管理からトラブル対応まで遠隔管理できるためフランチャイズ(FC)オーナーの負担が小さく、オーナーとのトラブルも少ないという。

一方のマンマチャオは、2016年1月に掲げた「2017年までにFC200店」の目標を8ヵ月で達成、その後1年で400店超えという猛烈な勢いで首都圏を中心に出店を続ける。やはりIoTによる機器の遠隔管理に力を入れる一方、電解水や独自開発の天然由来成分の洗剤・柔軟剤を使う「エコランドリー」を標榜。店舗内スペースをスキルマッチングサービスを導入するという今日的な取り組みも進める。利用者目線はもとより、FCオーナー目線の運営も急拡大の要因で、本部が店舗ホームページのSEO対策まで実施する徹底ぶりだ。

不動産価格高騰で高利回りが見込めなくなったこともあって、比較的少ない資金で開業できるコインランドリーが投資先として注目されており、各社のFC開店説明会は盛況。この2社のような手厚いオーナー支援は今日の主流だ。最近は、建設資材等のリース業者が月額制で洗濯代行に対応する日本初のサービスを手がけるなど、異業種参入・サービス多様化も進む。様々な追い風を受けて、古くて新しいコインランドリー業界はますます拡大しそうだ。

WASHハウス

WASH ハウス株式会社

創業 2001年(株式会社ケーディーエムとして設立)
本社 宮崎県宮崎市
代表者 児玉 康孝(代表取締役社長)
グループ従業員数 112 名(2017年9月現在)
売上高(百万円) 3,118(2016年12月)
事業内容 遠隔管理型コインランドリー店舗の
企画・開発・運営事業
経営理念 全ての発想をお客様の立場で考えることを
基準とし 真に社会から必要とされる
存在であり続ける

出典:ホームページ、マイナビ2018等

 

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