2018年2月号
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歴史から見る革新の本質

ライフネット創業者 働き方改革で「人・本・旅」へのシフトが起きる

出口 治明(ライフネット生命保険 創業者)

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ネット生命保険の草分けとも言えるライフネット生命を還暦で創業。以来約10年、既成概念に捉われない柔軟な発想で、業界の常識を変えてきた。今の日本に、イノベーションはどうしたら起こるのか。

出口 治明(ライフネット生命保険 創業者)

年齢フリーの社会を

「人間は、自分の見たいモノしか見ない生き物です。そうした脳みその構造を知っていれば、世界をきちんと見るためには方法論が必要だと分かる。昔の人はどう考えたのか、世界の人はどう見ているのか、エピソードではなくエビデンスが大切です」と出口氏。

少子高齢化社会の進む日本。若者10人で高齢者1人の面倒を見ていた時代から、1対1の肩車の時代へ向かおうとしている。「若者が高齢者の面倒をみるのが当然という考え方は根本的に間違っています」(出口氏)。

人間以外で、若者が高齢者の面倒をみる動物はどこにもいない。“ヤング・サポーティング・オールド”は高度成長で人口が増える社会にのみ成り立つ考えで、少子高齢化が先に進んだ欧州では、この考えは20年前に消え失せている。現代の基本は“オール・サポーティング・オール”。みんなで社会を支え、給付は年齢にかかわらず本当に困っている人へ集中させる。

「少子高齢化社会とは、所得税と住民票で回っていた社会から、消費税とマイナンバーが社会のインフラにならなければ回らない社会へのパラダイムシフトだと言えます」(出口氏)。

あと5年もすれば団塊世代が後期高齢者になる。健康寿命を延ばし、介護を減らすのに最もいい方法は“働き続けること”だ。さらに、日本は深刻な労働力不足に陥りつつある。出口氏は「いま、この国に必要なのは定年の廃止以外にない」と語る。

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