東大・暦本教授 人間の能力を拡張するサービスや製品が成長

「能力のインターネット」であるIoAでは、人間と人間、ロボット、AIを接続し、より良い成果を出す試みだ。これを活用すれば、高齢者でも、地方在住でも、体力や場所に縛られずに能力を発揮できる。IoTに続き、勃興しつつあるIoAを用いた新規事業の可能性について、暦本教授に話を聞いた。

暦本 純一(東京大学大学院情報学環 教授)

我々が提唱しているヒューマンオーグメンテーション(Human Augmentation)は、人間の能力を拡張するテクノロジーを作ろうというものです。インターネットや人工知能を利用して、我々人間の能力を拡張していきます。

モノのインターネット(IoT)は、世の中の様々な物体がインターネットを介してつながり、新しい産業や便利な暮らしを生み出すことが期待されるものです。そのさらに次のステップとして、能力のインターネット(IoA;Internet of Abilities)を構築することを視野に入れて研究を進めています。人とAI、ロボットがネットワークを介してつながることで、それぞれの強みを生かした相乗効果が出ると期待しています。

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