松竹が挑む「伝統芸能×テクノロジー」 新しいエンタメを海外へ

400年余りの歴史を持つ古典芸能、歌舞伎。その世界で唯一の製作・興行会社である松竹は、急拡大するインバウンド(訪日外国人)をターゲットに、新しいエンターテインメントを創出。伝統芸能とテクノロジーを組み合わせた、新たなコンテンツ戦略を、細田副社長が語る。

細田 光人(松竹 取締役副社長)

エンターテインメントの事業は、ヒットの有無で収益の振れ幅が大きく、長期的なビジネスとして成立させるのが難しい業態です。松竹は1895年に創業し、歌舞伎の製作・興行を手掛けるほか、映画や松竹新喜劇・松竹芸能などの事業も拡大してきました。

歌舞伎が不調なときは映画が支え、また、その両方が不調なときは芸能事業などに支えられ、会社は発展してきました。不動産事業も安定した収益源となっています。エンターテインメントをビジネスにするうえで、収益の波を吸収できる基盤を持つことは、とても重要です。

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