広告クリエイターのアイデアで「地域包括ケア」市場を開拓

カナミックネットワークは、「地域包括ケア」に特化したICTサービスで6万人のユーザーを抱え、昨年マザーズに上場。シェア拡大のカギは、広告クリエイターのアイデアだった。

山本 拓真(カナミックネットワーク代表取締役)

「地域包括ケアシステム」とは、高齢者が要介護状態になっても最後まで住み慣れた地域や自宅で過ごせるように、住まいから医療、介護、予防、生活支援まで、各事業者が連携して提供する仕組みのことだ。

地域包括ケアには、医療機関、介護施設・かかりつけ薬局などのスムーズな連携が求められるが、カナミックネットワークはその分野に特化したICTサービスで注目を集めている。同社は自治体や医療機関、介護事業者などが「在宅医療と看護・介護の情報共有」をできるプラットフォームをクラウドで構築。各機関に一部機能を無料で提供し、より高機能なサービスを有料化している。さらに、同じシステム上でケアマネジャー、地域包括支援センター、在宅、施設の介護保険サービスに対応した介護ソフトも利用できる。

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