訪日インバウンドを活性化する5つのアイデア
IBM BlueHubが主催する「Open Innovation Initiative for Inbound Travel」のDemoDayで生まれた今後の訪日インバウンドビジネスを活性化する、5つの事業アイデアを紹介する。
ホテル向け客室単価設定ツール
「メトロエンジン」
メトロエンジン株式会社

ホテル、旅館向けのBtoBのsaasツール。国内には、約3万5000のホテル、旅館などがあり、約120万室となる。これらの客室単価の設定は、個人のノウハウ、勘に基づいており、大手やチェーン店でも、過去の実績や競合のデータから決めている。
しかし、まったく新しい発想で、客室単価を設定するのが「メトロエンジン」だ。宿泊者のレビューや写真など、宿泊者の「予約行動」に関わるインターネット上のビッグデータをIBM Watsonで分析する。さらに、今回のIBM BlueHubのオープン・イノベーションの取り組みでは、NTTドコモ、ソフトバンク、ゼンリンのモバイル行動データを活用することで、どういうときに、どういう層が、どこから移動したかなど、人の行動の可視化を行い、需要の因数分解を行うことで客室単価を決める精度を増す。実際の予約状況を見ながら、単価を毎日変えていくことや、国内1700万件に及ぶレビューの自然言語処理処理を活用することで、施設の強み、弱みを把握することも可能だ。
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