発想したら即実行のDMM流経営 太陽光発電・アフリカ進出も

動画配信、通販事業をメインに1999年に設立したDMM.com。その、太陽光発電、3Dプリント、アフリカ進出まで、多分野で事業を展開してきた。小さなビデオレンタル店からグループ業績約2000億円の企業を創りあげた経営哲学を紐解く。

超巨大なデジタルアート作品展として、昨年夏、「DMM.プラネッツ Art by teamLab」をDMM.com、チームラボ、フジテレビと共同で開催した

将来性ある事業に、まず投資

2016年7月16日~8月31日、「お台場みんなの夢大陸2016」内の「DMM.プラネッツ Art by teamLab」にて展示されたデジタルアート作品群。約3000mの広さの中に展示された超巨大なデジタルアートが話題を呼んだ。

このイベントは、DMM.com、チームラボ、フジテレビの3社によって企画された。動画配信、通販、レンタルから始まったDMM.comは、現在ではFX、ソーラーパネル、3Dプリンターと多岐にわたり事業を手がけている。

DMM.comの前身は、創業者であり現取締役会長の亀山敬司氏が石川県で経営していたレンタルビデオ店。

「店番をしながら、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観ていた時、将来的にはビデオレンタルはなくなるなと漠然と感じました」と亀山氏。

ビデオレンタルで未来を創ろうとは全く考えていなかったという亀山氏が目をつけたのは動画。インターネット黎明期、リアルプレイヤーが出始めたばかりの頃、「動画が動く時代」と感じ、インターネットの会社としてデジタルメディアマートを立ち上げた。その後、2003年にDMM.comへ社名を変更した。

「自分ではいまだにプログラムも書けない」と話す亀山氏がインターネットの世界で成功したのは、早い段階で社内のエンジニアを育ててきたからだ。当時レンタルビデオ店で働いていた高卒のスタッフらに、インターネットの勉強をさせ、自分たちで動画を配信していくことでエンジニアとして育て上げた。

「新しいことはまず触れるようにしています。そうすると、その時代が来た時に上手く波に乗れる。IoTや3Dプリンターなどもまずは投資してみて、それらの時代が来たらラッキーという感覚で進めています」

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