スマート給餌器「hachi tama」 医療業界のプロがペットで起業
ペットの医療費は、ペットオーナーにとって大きな負担だ。そこでカギとなるのが予防医療。ペットボードヘルスケアはスマート給餌器をハブに、包括的な健康管理サービスを構想する。



ペットボードヘルスケアの開発したスマート給餌器「hachi tama」。アプリを通して最適な給餌量、カロリー管理、食欲チェックを行い、獣医とのテレビ電話健康相談サービスとも連携。包括的な健康管理サービスとして提供する
医療業界のプロが起業
人間の医療業界の最前線で働いていたビジネスパーソンが、「ペットの健康に貢献したい」という想いからベンチャーを立ち上げ、ペットのヘルスケア事業に参入した。
ペットボードヘルスケア代表の堀宏治氏が、その人だ。堀氏は独自開発のスマート給餌器「hachi tama(ハチタマ)」と、TV電話によるペット健康相談サービスなどをリンクさせた、ペットの健康管理サービスの提供を計画している。
その構想は、人間の医療業界に深く携わってきた堀氏ならではと言えるだろう。大卒で入社したNTTデータで10年間、病院情報システムの開発に従事し、その後に転職したジョンソン&ジョンソンでは、病院のコスト削減をメインとするコンサルティング事業に携わった。2003年にジョンソン&ジョンソン時代の上司とともに病院コンサルティング会社を起業。その後さらにレセプトデータ分析システム開発会社を創業、2011年に事業を売却した。
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