アメリカインバウンド 特別な「目的・テーマ」成功のカギ
アメリカからの誘客は、総花的なアピール、どこにでもありそうな内容では難しい。やまとごころの代表・村山慶輔氏は「どういった人に、どんな体験を提供できるのか、テーマを絞り、その意味や価値を効果的に伝えていくことが重要だ」と語る。
----アメリカ人観光客の特徴を教えてください。
アメリカからの訪日客数は2015年に、東アジア以外の国で初めて100万人を突破しました。アメリカ人観光客は、9割以上が個人(FIT)であり、団体よりも個人向けのアプローチが必要であることや、お金を払う価値があるか吟味し、理由を求めることがまず特徴として挙げられます。
また、ここ数年、アメリカ人観光客の嗜好に、単純な物見遊山だけの観光「SightSeeing」から、日本の文化を体験したい、歴史的な場所に行ってみたい、建築物を見てみたい、健康的な日本食を本場で食べてみたいといった体験型・観光型の観光「SightDoing」への変化が見られます。
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