トイモック、大ヒットの舞台裏 アウトドア用品の市場を拓く

木陰のハンモックで、風に揺られながら午後の読書。そんな生活シーンに憧れはあっても、設営場所を探すのは難しい。『トイモック』があれば、どこでも手軽にハンモックライフを実現できる。

台座がセットになった自立式ハンモック『トイモック』は手軽に持ち運びでき、さまざまな利用シーンで活用できる

今、アウトドア市場では、気軽に自然を楽しむライトユーザーが増加し、数々の新商品が生み出さている。そうした中で、累計約15万台を販売しているヒット商品が自立式ハンモック『TOYMOCK(トイモック)』だ。

通常のハンモックは、木や壁などに括り付ける必要があり、利用シーンが限られていた。一方、『トイモック』は台座がセットになった自立式であり、どこでも手軽に設置することができる。折りたためばコンパクトになり、重量は7~8kgなので持ち運びも可能。身長180cmの人でも横になることができ、耐荷重は100kgだ。

野外でも室内でも、幅広い利用シーンで使える『トイモック』は、アウトドア用品の新しい市場をつくり出した。開発したのは、アウトドア用品の専門メーカーではない。生活雑貨メーカーのノルコーポレーションだ。

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