2016年10月号
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空き資源活用ビジネス

「温泉×カフェ」の新業態がヒット 温浴施設を再生する仕掛け人

山﨑 寿樹(温泉道場 代表取締役社長)

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経営不振の温浴施設を譲り受け、居抜きで活用。ユニークな特徴を持つ温浴施設に再生し、売上げを伸ばす。温泉道場は「温浴施設」の枠組みを超え、新たな戦略を進めている。

大宮駅から1駅、鉄道博物館駅から徒歩約10分に位置する「おふろcafe utatane」。閉店していた温浴施設を譲り受け、改装して2013年にオープンした。改装前の2倍に売上げは増えているという

温浴施設とお洒落なカフェが融合した新業態「おふろcafé」。さいたま市にある「おふろcafé utatane」に足を踏み入れると、暖炉を備えたラウンジがあり、木のぬくもりが感じられる空間の中で、寝転がって漫画を読む人、ハンモックに揺られて休んでいる人など、思い思いにゆったりとした時間を過ごす人が見られる。

館内には1万冊の漫画が揃い、コーヒーは無料で飲み放題なので、インターネットカフェのように過ごすこともできれば、パソコンとWi-Fiを完備したワークスペースがあるので、シェアオフィスのように使うこともできる。さらに、有料の宿泊室も用意されている。

「おふろcafé utatane」は、2011年3月に設立された企業、温泉道場が運営している。同社の社長・山﨑寿樹氏は、コンサルタントとして温浴ビジネスを担当していた経験を持つ。

「既存の温浴施設は、お風呂に入ったらすぐに帰ってしまうお客様がほとんどです。自分でも、1700以上の温浴施設に行きましたが、本当にゆったりできる施設はありませんでした。『自分がゆったりできる施設がほしい』という思いが、『カフェ』というコンセプトにつながりました」

山﨑 寿樹(温泉道場 代表取締役社長)

売上げは改装前の2倍に

「おふろcafé utatane」は、経営不振で閉店していた温浴施設を譲り受けて始まった。以前は、食堂に長テーブルが並ぶ普通のスーパー銭湯だった。

残り80%

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