右脳で感知する遊び場 TAROの息吹を感じる、岡本太郎記念館

戦後、住宅地であった青山がクリエイティブな街に変貌したきっかけは、岡本太郎が南青山にアトリエを構えたからといわれる。記念館となった今も、若い世代に影響を与え続ける存在だ。

写真提供:岡本太郎記念館

岡本太郎記念館の建物は、元々は1954年に南青山に建てられた岡本太郎の住居兼アトリエであった。バラックや戦後の面影がまだ残る青山にあって、建築家坂倉準三による斬新な設計は目を引いたという。岡本太郎のパートナー(戸籍上は養女)である敏子と半世紀を過ごした家でもあったアトリエは、太郎没後の1998年に記念館として公開され、敏子が館長として太郎の語り部となった。その敏子が2005年に急逝したため、敏子の甥で空間メディアプロデューサーである平野暁臣氏が館長を引き継いだのである。

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