2016年9月号
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女性イノベーターの着眼点

図書館から地域情報誌まで 「あったらいいな」を形にする女性起業家

篠原 晋寧(CROSS ASIA(ままてぃ)代表)

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出産をきっかけに起業の道を選んだCROSS ASIA代表の篠原晋寧氏。地域密着型の育児情報サイトの運営から、産休ママ向けの就職イベント、親子で楽しめる図書スペースの企画・運営まで、次々と事業を立ち上げている。

柏の葉地域初の図書スペースとしてオープンした「本のたからばこ」。地域課題に着目し、篠原氏がデベロッパーや住民を巻き込んで開発した。親子向けイベントも多数開催されている

産休を経て、職場に復帰。仕事にかける想いは産休前と変わらなくても、以前と同じように仕事をすることはできない。子どもを保育園に迎えに行かなくてはならないので、残業ができない。顧客とのミーティングに参加できないことも増えた――。

そんな苦悩をする女性は多いかもしれない。CROSS ASIA代表の篠原晋寧氏もその一人。不完全燃焼な日々を送っているうちに、「将来のために今を我慢したくない!」と思い立ち、復帰後6ヵ月でマーケティングリサーチ会社を退職して起業した。

ママ起業家目線の「子育て支援」

ビジネスのアイデアは、産休中に生まれていた。東日本大震災と原発事故が起こり、幼子を抱えてマンションに引きこもる毎日。篠原氏が住む千葉県・柏の葉キャンパスエリアは当時、不安なニュースで気が滅入った。その時に、ふと閃いた。

「このマンションは1000世帯もある。私と同じような気持ちのママがたくさんいるのでは?」

篠原氏は、近隣のママたちに声をかけ、サークル活動を始めると半年で50人が集まった。この手応えが起業につながった。

「私が住むつくばエクスプレス線(TX)の沿線は、今年で開業から10年という新興住宅地で、行政の子育て支援が十分に行き届いていません。それならば自分で母子をサポートする仕組みを作ろうと、サークル活動の延長線上で気軽に起業しました」

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