2016年4月号
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身近にあるビッグデータ活用法

データをビジュアライズ 難きを易しく、深いことを面白く

矢崎 裕一(visualizing.jp)

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複雑に絡み合うさまざまな事象を、わかりやすく表現するための技術が、データ・ビジュアライゼーションだ。その可能性について、矢崎裕一氏は、「多くの人が課題を共有しやすくなり、合意形成の手助けになる」と語る。

「原発事故 避難者の声」を、データ・ビジュアライゼーションで表現。アンケート結果の言葉を抽出し、出現頻度が高い言葉は、大きな文字で表示。画面上の言葉をクリックすると、個別の「被災者の声」が表示される

今、世の中には、さまざまなデータがあふれている。しかし、そのデータをどう見て、どのように解釈すればいいのか。膨大なデータがある中で、それを眺めるだけでは、理解することは難しい。そうした中で、データをわかりやすく効果的に伝える技術として注目されているのが、データ・ビジュアライゼーションだ。

海外の最新動向にも学び、早くからデータ・ビジュアライゼーションを実践してきた矢崎裕一氏は、その特徴について、こう語る。

「現代社会は関係性や複雑系でできているので、そこに一筋の補助線を与え、判断の糧となり得るツールの一つが、データ・ビジュアライゼーションです。机上のテクニックではなくて、人がよりよく生き抜くための実践的なスキルです」

例えば、人のつながり、ネットワークはまさに「複雑系」である。経済の事象を考えてみても、例えば輸出・輸入は、どの国からどの国へ、いくら金額が流れたのかという「関係性」の問題である。そう考えると、多くのものがデータ・ビジュアライゼーションの対象となる。

「部分」と「全体」を同時に表現

データ・ビジュアライゼーションが、単なるグラフやチャートと違うのは、従来の方法では表現できなかった多面的・多層的な事象でも、わかりやすく伝えられることだ。

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