2016年2月号
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交通・物流革命

EC物流は「アウトソース」せよ 中小事業者がECで勝つ方法

西澤 優一郎(エンパワーショップ 代表取締役)

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今、ECの物流アウトソーシングに、さまざまな企業が参入している。中小のEC事業者が、適切なアウトソース先を選ぶために、注意することは何か。物流アウトソーシングの上手な活用法を解説する。

EC(電子商取引)において、梱包・配送はお客様に商品を届ける重要な業務ですが、その手間は思った以上にかかるため、積極的にアウトソーシングを検討すべきです。

しかも現在、ECのマーケティングは複雑化し、難易度も高まっています。本来、力を注ぐべきは、そうした売り上げを伸ばすための施策であり、バックヤード業務はできるだけ効率化すべきです。特に発送・梱包などの業務はルーティンワークであり、効率化を進めやすい。ある程度の売り上げ規模になったら、内製化するメリットは無いと言えます。

西澤 優一郎(にしざわ・ゆういちろう)
エンパワーショップ 代表取締役

アウトソースを判断する基準

それでは、ECサイトは成長するどの段階で、アウトソーシングの利用を始めればいいのか。判断の基準には、4つのポイントがあります。

一つは、1人当たりの出荷件数が1日50件以上あること。50件あると、作業量はかなりの負担になります。1件当たり5分とすると、250分(約4時間)も発送・梱包に費やされてしまい、本来やるべき業務が圧迫されます。

2つ目は、1梱包に5分以上かかる商材であること。サイズがバラバラのものを同梱するなど、梱包に手間がかかる商材を扱っている場合は、出荷件数が50件に達していなくても、専門企業に任せたほうが効率的です。

3つ目は、在庫スペースが5坪を超えていること。在庫スペースが5坪だと、多くの場合、作業スペースを含めると10坪になります。不動産の単価とアウトソーシングの費用を比較しても、損をしている可能性が高まります。

そして4つ目が、1配送の梱包資材・配送コストが800円を超えていること。段ボールや袋、テープ、緩衝材など、安いように見えても月間では大きな金額になります。適正なコスト水準になるように、業務を見直さなければなりません。

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