子どもと高齢者が同居 「共生型施設」が示す子育ての新しい姿

過去5年で小学生以下の人口34%増というユーカリが丘。子育てのしやすさで有名な町では、学童保育と高齢者施設を一体化した「共生型施設」が運営され、注目を集めている。

「ユーカリ優都ぴあ」は、学童保育と認知症の高齢者のグループホームが一体で運営されている関東初の共生型施設だ

子どもと高齢者が共生

「さようなら~!」「また明日ね!」。子どもたちの元気な挨拶と、それに応える職員たち――。小学校が終わった後の子どもを預かる学童保育では一般的な光景だが、千葉県佐倉市のニュータウン・ユーカリが丘にある「ユーカリ優都ぴあ」は、ほかと少し様子が違う。子どもたちに手を振る大人のなかに、高齢者も交じっているのだ。

ここは、学童保育と認知症の高齢者のグループホームが一体で運営されている関東で初めての「共生型施設」として知られる。子どもと入所者が玄関を共有し、鍵を閉めることもなく互いの行き来をオープンにしている全国的にも珍しい施設だ。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り88%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。