2015年10月号
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脱パワポのプレゼン術

「自己開示」がスピーチの本質 「話し方」を変えるテクニック

蔭山洋介(スピーチライター、ブランドディレクター、演出家)

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話し方は、「セルフイメージ」、「身体」、「発声」、「語感」、「感情」、「コミュニケーション」という6つの要素に支えられている。しかし、本番では、それらを意識しすぎることなく、場を楽しむことが重要になる。

話し方を支える要素には、前回お話しした「セルフイメージ」のほか、「身体」、「発声」、「語感」、「感情」、「コミュニケーション」があります。

まず、「身体」について、パブリックスピーキングの姿勢は、やや前傾が基本です。ただ、姿勢はあくまで表面的なものですから、伝えたいという意志の表れとして、やや前傾に自然になるようにしなければなりません。

身体の使い方で特に大切なのは、視線です。会場全体を眺めるのではなく、一人一人をしっかりと見つめます。聴き手とのアイコンタクトを成立させるために、「見る」というより「にらむ」という感覚で構いません。怖い印象を与えてしまうのはダメですが、眼光の鋭さは必要です。

蔭山洋介(スピーチライター、ブランドディレクター、演出家)

自分自身のリミッターを解除

「発声」に関しては、腹式呼吸も大切で、通る声はそれだけで魅力的ですが、ただ大きいだけの声ではあまり意味がありません。大切なことは、思わず聞き入ってしまうような引っ掛かりのある声であることです。そういった声は、それだけで人を動かします。

リーダーとは、現状に違和感を抱き、「社会を変えられる」という確信によって社会をリードする人です。そのような「セルフイメージ」と発声は密接に結び付いていて、現状に満足している人は声に力がなく、引っ掛かりもありません。引っかかる声をつくるには、「目標とするビジョンを実現するんだ」というセルフイメージが必要で、ただボイストレーニングで声を大きくするのではなく、時間をかけてセルフイメージを高めることが求められます。

次に「語感」ですが、言葉のリズムやメロディー、韻などのセンスのことです。優れたスピーチや演説を朗読することは、語感を磨くトレーニングになります。「声を出して読む」ことで、語感を全身で感じることができます。

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