2015年4月号
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EC・決済の新モデル

個人・中小企業がECで勝つ方法 求められる「唯一化」の戦略

尼口 友厚(ネットコンシェルジェ 代表取締役)

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無料でネットショップを開設できるなど、今、ECに参入するハードルは低くなっている。しかし、そこで収益をあげるのは簡単ではない。小規模事業者が成功するためのポイントを、数多くのECサイトのプロデュースを手掛けてきた、ネットコンシェルジェ・尼口代表が語る。

EC(電子商取引)サイトの立ち上げは、低コストで簡単にできるようになり、ECへの参入障壁は低くなりました。無料で使えるツールもたくさんあります。しかし、ECサイトをつくることは簡単でも、難しいのは、そこでどう売るかです。EC成功のポイントはマーケティングであり、「顧客の獲得と育成」にあります。

尼口 友厚(ネットコンシェルジェ 代表取締役)

「自社の原点」がヒントに

ECのストア数は急激に増加しており、自社のサイトを認知してもらうのは簡単ではありません。また、顧客が買い物をしたとしても、二度と来店しない、サイトの名前すら覚えてもらえないのでは意味がありません。このサイトでまた買いたいと思わせる、ファンをつくる仕掛けが必要になります。そのために必要なのが、ECサイトのブランディングであり、唯一化です。

昨年から私は、中小企業やベンチャーの経営支援を行う中小企業基盤整備機構のECセミナー講師として、地方をまわることが増えました。しかし、個人事業者や中小企業の方から、よく「ブランディングと言っても、何を売りにすればいいのかわからない」と聞かれます。そうしたときに、私は「なぜ、あなたはそれを売っているのですか」と尋ねます。重要なのは、自社の原点を掘り下げることです。

例えば、何代も続くさくらんぼ農家であれば、それを掘り下げていくと、家業の歴史や地域の伝統、そこでどう真剣にさくらんぼづくりに取り組んできたのか、こだわりや苦難を乗り越えてきたストーリーが見えてきます。

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