2015年4月号
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EC・決済の新モデル

指紋認証スマホがもたらす「本当のインパクト」

三吉野 健滋(ディー・ディー・エス 代表取締役社長)

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スマホの機能が充実し、決済端末としても利用シーンが広がる中で、指紋認証の搭載は、セキュリティを高度化する取り組みとして捉えられている。しかし実は、指紋認証スマホのインパクトは、新ビジネスの創出につながるところにある。

三吉野 健滋(ディー・ディー・エス 代表取締役社長)

「今、日本はパラダイムシフトの潮目にいます。カードレス、キーレス、パスワードレスの時代がやってきて、スマホ決済や著作権課金システムなどが簡単になり、ネットビジネスはさらに活性化します。そうした中で、実は、日本は良いポジションにいるんですよ」と語るのは、“生体認証の国際標準”であるFIDO(ファイド)規格のエバンジェリストを自称するディー・ディー・エスの社長・三吉野健滋氏だ。

セキュリティではなく利便性

ディー・ディー・エスは、名古屋工業大学の研究成果をもとに産学連携を推進し、2005年に上場を果たしたベンチャー企業である。国内屈指の指紋認証技術を有し、これまで数多くの生体認証製品の実用化を手掛けてきた。

生体認証とは、指紋や瞳の虹彩などをセンサーで読み取ることで個人を確認する技術だ。スマホ向けに関しては、iPhoneへの標準搭載を契機に、指紋認証が現在の主流となっている。スマホでの普及率は、2015年には世界で35%にもなると予想される。

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