エコカー対決 FCV(トヨタ)vs.EV(日産)
新型FCV(燃料電池車)の発売、特許の無償公開で注目を集めるトヨタ。一方、日産はEV(電気自動車)の量産化に力を注ぎ、普及に向けて攻勢をかける。進化を続ける次世代車の現状を比較する。
トヨタのFCV(燃料電池車)「MIRAI」
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- 発売時期:2014年12月
- エネルギー源:水素(燃料電池が、水素と酸素を化学反応させて電気をつくる)
- 燃料補給インフラ:水素ステーション(国内で約40ヵ所が決定)
- 水素の充填時間:3分程度
日産のEV(電気自動車)「リーフ」
![](https://cdn.projectdesign.jp/uploads/201503/images/gazou/68_2.jpg)
Photo by stevelyon
- 発売時期:2010年12月
- エネルギー源:電気(リチウムイオンバッテリーを搭載。100%電気で走行)
- 燃料補給インフラ:充電スタンドなど(国内に6460ヵ所の充電スポット)
- 充填時間:約30分でバッテリーの80%まで充電が可能度
価格(補助金を活用した場合)
![](https://cdn.projectdesign.jp/uploads/201503/images/gazou/68_3.jpg)
現状では、日産のEVの価格は、トヨタのFCVの2分の1以下。日産は普及を加速させるため、リーフの後継車ではさらなる低価格化を進めると見られる。
走行距離
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1回の充電・充填で走れる距離は、EVの方が短く、EVは主に移動距離が短い用途での活用が見込まれる。FCVは3分程度の水素充填で約650kmの走行ができるなど、使い勝手に優れるが、補給インフラとなる水素ステーションをどう普及させるかが課題。
トヨタのエコカー戦略
モビリティの棲み分けイメージ
![](https://cdn.projectdesign.jp/uploads/201503/images/gazou/68_5.jpg)
出典:トヨタ自動車・アニュアルレポート(2014年3月期)
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